はじめに

 

  人生65年くらいと言われていた時代から考えれば、現在の平均寿命、男性79歳、女性86歳。100歳以上に至っては6万人以上と推定されている。その中で自立しているお年寄りが何人存在するのか。

 

 

  長く生きても、死の間際まで元気で楽しみ、自分も気付かぬうちに眠ったままであの世に行けたらと誰もが願うだろう。そんなに甘くないのが世の常。普通は最後は誰かに支えられて生きていかなくてはならない。

 

 

  これからは在宅介護が増えていくと思う。そんな介護する人たちのために少しでも心の支えになればと、私の両親の介護時代を振り返って書いてみた。

  

  人生それぞれ違う状況はあるだろうが人間の命と介護という点では似たようなことがあると思う。